No Animal No Life. Seita Animal Hospital VT Blog
投稿日時
2024年3月25日
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尿検査について👀✨

みなさんこんにちは!とってもお久しぶりの登場です高田です!💦

今回は、尿検査のお話します〜!🏥
動物さんの尿トラブルでお悩みの飼い主様方、、いらっしゃいますよね、、
尿トラブルにも様々な症状・要因がありますが、今回は結石!のお話します💡

どんな病気・症状にも言えることですが、尿結石は、早期発見と重症化する前に早めにケアをすることが大切です!

症状(どんな子に多いか)

トイレによく行くがあまり尿が出ていなさそう…。血混じりの尿をすることがある…。尿がキラキラしている…。尿が付いたペットシーツがざらざらしている気がする…。などが見られる場合は要注意⚠️
あとは、冬場の寒い時期など、お水をあまり飲まない時期は尿石ができやすいです💧水大事💦

①リン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト)

→比較的メスで多いです。
原因:尿のpHがアルカリ性に傾くとできやすいです。(食事中のたんぱく質、リン、マグネシウムの量や、細菌が関与していることもあります。)
治療:結晶を溶かすため、尿のpHを酸性に傾ける。たんぱく質、リン、マグネシウムを制限した食事に切り替える。(尿結石に対応した療法食もあります🍚)、細菌が原因の場合は抗生物質を使う💊などです。
顕微鏡上だと、、

こんな見た目をしています!1枚目は少し砕けていますがこの中だと一般的な見た目に1番ちかいです💡2枚目は「お花みたい😊🌼!!」って撮ったもの、3枚目は「痛そ、、🥲」って撮ったものです。。

②シュウ酸カルシウム結晶

→比較的オスで多いです。
原因:尿のpHが(中性~)酸性に傾くとできやすいです。たんぱく質やシュウ酸が多く含まれる食事をしている。(ほうれん草やサツマイモなどでシュウ酸多いと聞きます…)など。
治療:ストルバイトとは違い、シュウ酸カルシウムは溶かすことができないのです😭石が小さいうちは、食事などでケアをしながら尿と一緒に出せますが、石が大きくなってしまうと麻酔をかけて石を摘出するケースもあります。。
顕微鏡上だと、

ちょぅっと細かくて見づらいですが…。ピントを動かすと‪✕‬が見えるのが特徴です!きらきら星〜ってかんじです‪☆

結石以外だと、
・上皮細胞→膀胱内の細胞が尿と一緒に出ていないか。
・血球成分→血尿の出ている子(尿結石や膀胱炎の子など)では多量に見られることも。
・尿円柱→尿中の蛋白が多い子や、腎臓疾患のある子に出ることがあります。
などが、検出されていないか、量はどれくらいかを顕微鏡でみています!

当院では、尿をお持ち頂ければ尿検査実施できます!また、健康診断(⚠️平日のみ予約制)のコース内容に尿検査も含まれております。
ただ、尿は液体の状態(ペットシーツや猫砂に吸収されているとできません…)でないと検査ができないため、ご希望の方はチャレンジしてみてください🙇‍♀️飼い主様から尿の採り方についてご相談・ご質問頂くことがあるので、尿の採取方法についても次回あたりにお話できたらなと考えております〜!

長々と書いてしまいましたが!読んでいただきありがとうございました☺️