No Animal No Life. Seita Animal Hospital VT Blog
投稿日時
2022年5月30日
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🐶予防対策🐱 ノミ・マダニ版

皆さんこんにちは!

食べること大好き前田です!

今回は実家のにゃんこ自慢をする予定でしたが、ちょうどフィラリアの予防シーズンが今月末から始まりましたので、一緒にノミ、マダニの予防もしていただけたらと思い、今回はノミ、マダニのお話にしました☻

突然ですが皆さんはノミ、マダニと聞いてどのようなイメージを持たれますか?

最近では、テレビのコマーシャルなどでノミ、マダニのお薬の宣伝を目にする機会が増え、予防に対する意識が高まってきているかと思います。

実はノミ、ダニは大変危険な病気を持っている虫なのです!!

まずは、ノミの紹介です!

ノミの成虫はおよそ1mm~2mm程の大きさです。

ノミはライフサイクルが早く、動物に寄生すると10分程で吸血を始め1週間経つと産卵をします。

1回の産卵でおよそ30個程の卵を産むそうです!!

その産まれた卵が孵化をし、成長していくと成虫となり、また吸血をした後産卵をしてと…

そのサイクルが予防をしていなければずっと続くのです😱

ノミが寄生すると、ノミの唾液によってノミアレルギー性皮膚炎を起こす子もいます😥

ノミは暖かいシーズンに大量発生しますので今のシーズンは活発です😖

続きまして、マダニの紹介です!

マダニはノミと違い、動物に寄生をすると数日かけて吸血をすると落下します。

マダニの場合は卵から孵化をすると幼ダニ→若ダニ→成ダニと成長していき、幼ダニと若ダニは数日吸血をすると落下しますが、成ダニになると約1~2週間かけて吸血します。

①吸血後落下し脱皮をして若ダニへ成長

②吸血後落下し脱皮をして成ダニへ成長

③吸血後落下し産卵をする

吸血が終わり動物から落下した成ダニのメスは卵を産むのですがその数が驚きです!

2~3週間の間に2000~3000個の卵を産み生涯を終えるそうです😱

そして、ダニは怖い感染症を持っています😣

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)を皆さんはご存知ですか?

この病気はとても怖く、感染してしまうと亡くなってしまう病気なのです。

私が地元長崎で務めていた動物病院でもSFTSの感染で亡くなってしまった猫ちゃんがいました。

長崎県内の他の動物病院でもSFTSの感染により亡くなってしまったという報告も何件かありました。

おもに報告があり、感染し亡くなっている子は、衰弱していた野良猫さんがほとんどで、衰弱した野良猫ちゃんを保護する際は保健所等に相談するのがよいかと思います。

全てのマダニがSFTSのウイルスを持っているわけではなく、一部のマダニだけが持っているウイルスです。

しかし、しっかり予防をしていれば感染するリスクはかなり抑えられます!!

お薬の種類もいろいろあり、飲み薬タイプや首元に垂らすタイプと、動物さんと飼主さんのライフスタイルによってお選び頂けます!

このように色んな種類があります😀

毎月しっかり予防を欠かさず、元気に過ごしましょう٩( ü )و

何かご不明なことがありましたら、先生やスタッフにお気軽にお尋ねください😄

以上、前田でした!